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清宮質文さんの版画にであって  その1

それは、少し前の 「青森の旅 その1」→ こちら  
につづくおはなし。
「青森の旅 その2」です。


2009年の春まだ浅い頃
青森の三内丸山遺跡を訪れたGON企画は
遺跡を見終わって周辺をぶらぶら歩いていると
雪ののこる寒そうな景色のなかに
さらに寒そうなまっしろい建物に出くわしました。


079_400.jpg
青森県立美術館です。



なんとなく、立ち寄ってみました。


すると。。。。

奈良美智さんの作品。
青森の方なのですね。
奈良さん作の巨大な「あおもり犬」。
地からはえたような白い犬は
雪空の下でちょっとさびしく見えました。
夏の青空の下で見たら、またちがうでしょうね。

そして、寺山修司。

独特の世界が、ユニークな展示で表現されていました。
若いころ、読みました。なかでも短歌が好きでした。
この方も青森出身。

青森出身の芸術家の方たちは、なんだか個性が際立っていますね。
棟方志功、太宰治も。。。


img206_200.jpg


そんな展示を見ながら
あるちいさな展示室に入りました。


“冬のコレクション展”


その部屋は、それまでとはうってかわって
しずか。
地味な色彩の、ちいさな作品が並んでいました。

大きな声でなにかを主張するふうでもなく
無言でひっそりとたたずむ作品たち。
見るともなく見ていました。

1点め、2点め。。。
作品タイトルも、作者の名前すら確かめることもなく。。。

数点みたところで、ふっと気づきました。
いつのまにか、作品世界にひきこまれているのです。

しずかなのは、ほかに誰も鑑賞者がいないからではないのです。
作品から、深いしずけさが放たれているのです。
無言の、透明な声がきこえてくるのです。

そう気づいたら、ますます離れがたくなりました。
長いこと見ていました。

その部屋を出るとき、はじめて作者の名前を見ました。


清宮質文。

せいみやなおぶみ。

初めて聞く名前でした。



(つづく)





  1. 2014/03/31(月) 18:28:48|
  2. 美術館だより
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遠野物語とつながってた!

さて、《Dear World》の画集の
印刷をしていただく会社が
なんと!
東京にいたとき、いつ~も通ってた道にあった!

といううれしい偶然のおはなしをしましたが。。。


前回の記事 → こちら


その印刷会社さんの前を通って
さらに行くと
角に、よく遊んだ水道児童館があって



031_400.jpg




そこを曲がって進む道は
トッパンビルができて
すっかり様変わりしていたのですが。。。



048_400.jpg



周辺に広場もできていて
子どもたちの遊ぶ姿にほっとしていると
なにやらすみっこに看板があるではないですか?



050_500.jpg



なんだろう?と近寄ってみると。。。。



026_550.jpg


佐々木喜善旧居跡!!



いや~!びっくりしました!!


佐々木喜善といえば
柳田国男の「遠野物語」の話り手です。

GON企画、はたちの頃「遠野物語」にであってから
この本が大好きで
遠野へひとり旅し、自転車でめぐりました。

有名なかっぱ淵はもちろんのこと
デンデラ野に立ったとき、ひゅうと渡ってきた風のことなど
今でも鮮明に覚えています。
佐々木喜善の家や墓所もたずねました。

岩手県土淵村に生まれた佐々木喜善は、
当時、この地にあった下宿に住み
毎日1時間半も歩いて柳田国男宅に通っては
幼いころ祖父やお年寄りから聞いた遠野の言い伝えを
語り聞かせたということです。

この東京の地にあって
ふるさとの、夢ともうつつともつかぬ話を
毎日語りに通ったという喜善の姿が夕闇のなかに浮かびます。
喜善、22歳。
その話りを、独特の文体で書きとどめた柳田国男。
ふたりのであいによって生まれた「遠野物語」。

おそらく、その頃すでに「今書きとどめておかねば」という思いで
語り、つづられた書物だと思いますが
今や隔世の感のあるこの現代においても
綿々と愛され、読み継がれる本になるとは
当時は想像できなかったのではないかと思います。

貴文も、行ってみたかったけれどかなわなかった
遠野への旅。

いくつもの時空の重なる不思議を感じながら
暮れかけるこの地をあとにしました。










  1. 2014/03/18(火) 14:42:55|
  2. GON企画のメモ帳
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春の大地

きょうは、3月11日ですね。


021_500.jpg



少し前の、まだ風の冷たい日。

琵琶湖のほとりで、ことし初めてのつくしにであいました。



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たくましい野生の水仙。

すがすがしい香りです。

(根元に、ちいさなつくしのあたまも見えていますよ!)



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あたりはまだ、こんな景色。


ふわり ふうわり

ときおり 雪が 舞っています



028_500.jpg



冬ながら 空より花の散りくるは 雲のあなたは 春にやあるらむ

(清原深養父 古今和歌集)


かなしくても つらくても

雪のなかの水仙のように

凛として、進んでいきたいです。



つくしぼうや300




















  1. 2014/03/11(火) 08:58:49|
  2. GON企画のメモ帳
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画集作りのふしぎな偶然!


さて、得意の(?)ふしぎな偶然シリーズです!

今回は、《Dear World》の画集作りのこと。


前回の記事の
なつかしい、ちいさな路地をぬけると。。。


019_280.jpg


トッパンビルの前に出るのですが
ここを右に曲がった道は。。。


020_350.jpg


一日一回は、必ず子どもたちと通っていた道。
なぜなら、この先には。。。

雨の日でも遊べる児童館や
砂場とブランコとすべり台だけの
ちいさなちいさな公園や
モーリス・センダックの絵本
「かいじゅうたちのいるところ」の絵が
窓いっぱいに描かれた水道端図書館や
お気に入りのお菓子を買うスーパーが
あったからです。


そのなつかしい道を
歩きながら


022_400.jpg


あ~。。。このベージュ色の壁
ちっとも変わってないな~

と、通り過ぎようとしたとき
何度も何度も見慣れたはずの
壁の金属の会社名が、ふと頭にひっかかりました。


023_500.jpg


平河工業社。。。

平河工業社。。。


ああーっ!思い出した!



今度、貴文の画集の印刷を
お願いする会社です!!


ええーっ!

すごい~!


ちょっと感激でした。

いつも、子どもたちの手を引いて
「何の会社かな~」とぼんやりとながめながら
幾度となく通ったこの道。

画集のいのちは、印刷技術。
その会社が、こんなにたいせつな場所で
いつか出会う日を待っててくれたなんて。

実際に印刷する場所は、
こことは少し離れているそうですが
同じ会社であることにはまちがいありません。


画集ができたら、また「奥付」を
載せますね。
そこに、印刷製本の会社名が載っていますから。

この会社なんです!

中川貴文のはじめての画集《Dear World》
お世話になります!












  1. 2014/03/06(木) 23:15:31|
  2. GON企画のメモ帳
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ちいさな路地

だたいま、《Dear World》の画集制作ちゅうです!


画集というより
絵本のような味わいになってきたのですが
原画と印刷されたものの色校正のため
東京に行ってきました。


010_500.jpg


そのとき、「印刷博物館」で待ち合わせました。
中央に見える大きなビルが、トッパン印刷の建物で
このなかに「印刷博物館」やトッパンホールという
クラシック音楽のホールがあるのですが。。。

実はここ、
昔、GON企画が住んでいたところなのです。

この写真のトッパンビルの右横(下かな?)に見える
白っぽい四角いビルのある場所に
昔、住んでいたマンションがありました。

大きくカーブしているのは、首都高速で
このあたり「大曲」と呼ばれています。



最寄駅は、JP飯田橋駅。



007_450.jpg



よくお買いものした「ラムラ」。



005_400.jpg



神田川にうつる首都高速。
飯田橋駅から、この道沿いに歩きますが
上下左右の車の音で、しゃべっている声も聞こえないくらい。



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そして、先ほどの大きくカーブした交差点を過ぎ
少し行くと、この細い路地に。。。


015_400.jpg


そして、ここです!
この何の変哲もない小さな路地。



068_430.jpg


マンション前のこの場所。
おそらく、東京中で一番なつかしい場所。

おにいちゃんの自転車の練習をしたり
子ども用の小さな車を乗り回したり
ボール遊びをしたり。。。

隣にはNTTの大きな社宅があり
広い公園や、植え込みや、大きなくすのきもあって
こんな大都会のまんなかでも
少しは土や緑に触れることができました。

しかし、お隣もGON企画のマンションがあったところと同じ
管理された高級マンションに変わっているようです。
その頃いつもこのあたりにきこえていた子どもたちの声は、
まったくしなくなりました。



018_400.jpg



変わっていないのは
この路地だけ。
(この路地をぬけたところに、先ほどのトッパンビルがあります)

貴文が生後2か月から4歳まで
過ごしたこの場所の隣で
《Dear World》の原画を見てもらうことになるなんて
ちょっと不思議なご縁だな~と思っていたら。。。。。


まだ、ありました!
不思議な偶然が!



(つづく)











  1. 2014/03/06(木) 10:51:42|
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