中川貴文web美術館GON

中川貴文の作品紹介や展覧会のお知らせをします!

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

国芳と中川貴文  その4

はい。その4です。

千秋楽ですよ。


まずは、この作品をご覧くださいね。

yurikaidou.jpg

中川貴文 ≪ゆり街道≫ 2003  木の板に水彩  60×120


これは、中川貴文が高校2年生、17歳のときの作品です。

福井県坂井郡(今は坂井市)の春江町というところで

ゆりの花をたくさん栽培しているのです。

それで、ゆりをテーマにした

「ゆり創作展」という全国規模の公募展があったのですね。

美術部の先生から募集のお知らせを聞いた貴文は

こんな作品を描きました。


≪ゆり街道≫というタイトルです。

なんといっても貴文らしいのが

この遊女らしき女性の着物をつかんでいる子どもの表情。

この画面ではお見せできないのが残念ですが

顔をくしゃくしゃにして泣いてるのです。

それがほんと笑ってしまうようなユーモラスな表情。


「もしかしたらウソ泣き?」

「いったいなにがあったんだ?」

「この男女の関係は?」

と絵にナゾめいた物語を与えています。

その横をそしらぬ顔で通り過ぎる旅人も

またなんともいえません。

かたわらのゆりの茂みに顔をつっこんでいる

犬もなにをしているのやら。。。


浮世絵風な作品のなかにも

単にまねごとで終わらない

作者独自のオリジナリティのある世界を

作り上げていると思います。


そういえば、そろそろゆりの季節ですね。

この作品は入選しましたが

展覧会があったのも、ちょうど今頃の季節でした。

いつかぜひ、原画をご覧いただけたらうれしく思います。



そして。。。

この写真をご覧ください。

kabukiza.jpg


ただいま工事中の歌舞伎座。

この角を左に曲がってしばらく行くと

(今まさに曲がろうとしている人が写っていますが)

先月「中川貴文展 Dear World」が開催された

「銀座煉瓦画廊」さんがあります。


yakushae.jpg


ね!

やっぱりなんだかご縁があったみたいだな

と思うのでした!



(おしまい)








スポンサーサイト
  1. 2011/06/06(月) 22:17:41|
  2. 中川貴文プロフィール 2
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

国芳と中川貴文 その3

国芳と中川貴文。その3です。

なんとなく並べてみたくなった、この2作品。


スノー・デイズ 500

中川貴文 ≪青春18景≫より “スノー・デイズ・ストーリー”


そしてコチラ。

yukiasobi500.jpg

歌川国芳 ≪新板子供遊びの内 雪あそび≫


今も昔も、子どもたちの雪遊びは楽しそう!

中川貴文のは7人。

国芳のは17人います。

人数多いのでにぎやかですが。。。

でも、雪だるまをつくっていたり、雪投げしていたり

見えにくいですが

国芳の方も雪の上に、ゲタのあとがてんてんとついているのですよ。

(はだしの子もいますけどね!)


そして、こうして見ると

描かれているものは同じでも

あたりまえですが

まったく違うものも感じます。

そこからまたなにか

気づくものがありそうです。




そして、コチラ。

snow 300

中川貴文 ≪Dear World≫より “snow day's story”


以前お話した、≪Dear World≫シリーズの中で

これだけサブタイトルのある作品です

≪青春18景≫の中の“スノー・デイズ・ストーリー”と

同じタイトルになっています。

よく見ると、共通する場面が描かれていますよ。


それにしてもこの構図

国芳に負けないくらいおもしろいでしょ。

子どもの頃の思い出を描いた作品ですが

不思議な視点です。

雪のつもった

電柱のあたまが見えているというのはね!



(その4につづく)

まだつづくようです。。。





  1. 2011/06/05(日) 01:01:01|
  2. 中川貴文プロフィール 2
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

国芳と中川貴文 その2

はい。この無謀なタイトルのまま、その2です。

でも、国芳なら笑って許してくれますよね。

今回は、国芳のこの作品から。

jyuunishi3.jpg
歌川国芳 ≪十二支見立職人づくし≫


十二支の動物たちが、いろいろな職人に扮しています。

なんでこの動物がこの職業?

とナゾときするのがおもしろい!

展覧会で見ていたときも友人と

「犬が椀師(ワン)だって」

「虎が竹切ってるよ」

「龍が玉つくってる!」と盛り上がりました。


そして、この作品を見ながら

もうひとつアタマに浮かんでいたのは

中川貴文のコレ。


jyuunishi 5

十二支の動物たちがお正月の宴会をしています。

この年は、未年だったようで、ひつじが真ん中に。

前年のウマからお酒をついでもらっています。

おかしいのが、左から5番目のへび。

この絵ではちょっとわかりにくいのですが

お膳につけられた「まむし酒」にびっくり!


国芳の「十二支職人づくし」でも

ねずみが金網を作っていたり(ネズミ捕り)

イノシシが牡丹の造花を作るなど(ボタン鍋)

ちょっと似たセンス。


トイレにでも行ったのか

寒そうに席を立って戻って来る寅は

貴文の干支です。


2003年、高校1年生のときの年賀状。

ふたごちゃんのクラスメートに

1枚づつ送り

左右2枚つなげると

十二支全部が並ぶようになっています。

その年の干支のひつじが

両方に入るようになっているあたり

かなりきめこまかいですよ。


ああ!それで寅は席を立ってるんですね。

両方に同じ数の動物が入るようにするためには。。。

発見!!




(その3につづく)








  1. 2011/06/03(金) 22:54:30|
  2. 中川貴文プロフィール 2
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

国芳と中川貴文  その1

歌川国芳展を観に行きました。

絵を見る楽しさを心の底から堪能しました。

200点以上あってもまったく疲れません。

ほんとうにおもしろかったです!


ところで。。。

すごいタイトルをつけてしまいましたが

下の絵をご覧ください。


torinoyakitoriya.jpg


中川貴文作、2005年の年賀状です。

高校3年生のお正月です。

(芸大受験のまっさいちゅう。。。)

酉年の年賀状で、鶏が焼き鳥を焼いています。

「インフルエンザに気をつけよう!!」

というのは、この頃鳥インフルエンザがとてもはやっていたのです。


そして、本日展覧会で購入した

歌川国芳の図録を見ていたら

こんな作品がありました!

torinotamagosenbeiya.jpg

歌川国芳≪諸鳥やすうりづくし≫より(部分)



この鶏は「玉子せんべい」を焼いているそうです。

(焼き鳥より、まだかわいいですね!)


このユーモア感覚、絵の雰囲気

ちょっと似ていませんか?


貴文から直接、歌川国芳の話を聞いたり

国芳を好きとか聞いたことは

ありませんが

ダイナミックな構図やいきいきした動き

漫画的な表現やユーモラスな味わい

描かれている人物から

今にも話し声が聞こえてきそうなところなど

展覧会をまわりながら

きっと彼なら大好きな作品ばかりだろうな

と思いました。


(その2につづく)





  1. 2011/06/02(木) 01:32:25|
  2. 中川貴文プロフィール 2
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

GON企画

Author:GON企画
中川貴文の作品とみなさまとの出会いを楽しみにしています!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

はじめてご入館される方へ (1)
2014 展覧会  豊橋 (3)
2013 展示 (3)
2011  展覧会 武生 (9)
2011  展覧会 大阪 (8)
2011 展覧会 東京 (5)
2010 展覧会 京都 (6)
2008 展覧会 敦賀 (1)
中川貴文プロフィール (1)
中川貴文プロフィール 2 (4)
田島征彦さんとの出会い (3)
日本画・その他の作品展示室 (4)
日本画・その他の作品展示室 (4)
青春18景展示室 (8)
Dear World展示室 (11)
漫画作品展示室 (1)
中川貴文 カレンダー (12)
cafe ゴンのへや (2)
新聞記事 (3)
天音堂さんとの出会い (3)
美術館だより (70)
Mail (1)
GON企画のメモ帳 (21)
未分類 (0)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。