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中川貴文の作品紹介や展覧会のお知らせをします!

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いのちの森文化財団 (長野県 水輪)と Dear Worldのなかまたち

ことしは、東日本大震災から3年目の春を迎えますね。

昨年すでに、「忘れない」というような表現が
新聞やテレビなどで飛び交っていたと思いますが
たいせつな人や家、ふるさとをなくしてから
3年という月日は、まだまだ時間など経っていないようなものです。

時間の流れそのものが
これまでとはまったく違っていることと思います。
じぶんのまわりのすべてのものが
まったく違うのですから。

2011年の春の東京での展示のときから
中川貴文の作品≪Dear World≫と≪青春18景≫をポストカードにして
購入していただいた金額を、「いのちの森文化財団」の
「被災地の子どもたちの教育支援」にご寄附させていただいています。


展覧会お礼はがき つくし少年95その3


「いのちの森文化財団」では、震災後
福島県南相馬市の保育園に
毎週、長野県飯綱高原の水輪ナチュラルファームで作っている
無農薬のお野菜を届けているそうです。
そして、今後30年間もその支援を続けていくそうです。

そして、そのお野菜は、同じ場所にある
「いのちの森 水輪 生き方と働き方の学校」で学ぶ若い人たちが
いっしょうけんめい育てています。

GON企画も、「いのちの森 水輪」に宿泊したことがあり
そこでつくられているお野菜のお料理をいただいたことがあるのですが
ほんとうにおいしいです。
そして、そこで働いている若い人たちは
自分たちの仕事に誇りを持っていることが感じられ
いつもすがすがしい空気が満ちています。


DSC02420_convert_20130126101359.jpg
昨年1月に宿泊したときの部屋からの朝日。下の雪原が野菜の畑です。


そんな「水輪」のみなさんから年賀状をいただいたので
飯綱高原のうつくしい雪景色が見たくなり
ホームページを開いてみましたら
「いのちの森文化財団」のサイトのご寄附の欄に
「Dear Worldのなかまたち」の名前を
載せていただいているのを見つけました!

1枚100円のポストカードなので
大きな金額ではありませんが
展覧会や、いろいろなところで出会った人たちが
少しづつご購入くださり
ときには「また10枚送ってね」と連絡くださったりして
集まったご寄附です。
だから「Dear Worldのなかまたち」からなんです!

「いのちの森 水輪」の人たちが
毎日お野菜をつくり、これからもずっと
福島の子どもたちにお野菜を送りつづけるように
GON企画もささやかですが、
中川貴文が、作品≪Dear World≫にこめた願いとともに
ポストカードの販売を続けていこうと思っています。

どうぞよろしくお願いします!

「いのちの森文化財団」のHPは → こちら
「いのちの森 水輪」のHPは → こちら








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  1. 2014/01/07(火) 17:15:01|
  2. Dear World展示室
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中路融人さん “湖北讃歌”

「中路融人展 こころのふる里を描く」を拝見して
すっかり魅せられてしまったGON企画は
こんな画集を見つけました。


DSC04523_200.jpg
新現代日本画家素描集2 「中路融人 湖北讃歌」 日本放送出版協会

またもや、いいな~。いいな~。

なのですが。。。

そのなかに、中路融人さんのこんな文章がありました。


・・・近年、滋賀県も開発の波が押し寄せ、
美しい風景が失われつつあるのは残念でなりません。
ここに収録された素描の場所は現在ほとんど存在しないのです。

農業にしても、近代化されて従来の畦道は姿を消し、
圃場整備された田圃が四角に並び、川や道は一直線になり
味気ない風景が多くなりました。
もう二度と以前の暖かみのある素朴で美しい風景の写生はできないのです。

その意味からも、私の素描は貴重な記録として
残ることになるのでしょうか、、、。
これは非常に残念に思う次第です。

ー「中路融人 湖北讃歌」より



“ここに収録された素描の場所は現在ほとんど存在しないのです。”


なんだか似てるなあ~と思いました。


中川貴文が≪Dear World≫を描いたとき
もうその風景はそこになかったのだけど
彼は心のなかのそのたいせつな思い出の風景をのこしたくて
思い出して描きました。


中路融人さんが描かれたときは、その風景はまだあったのだけど
GON企画は、その作品によって今はもうない
思い出のなかの風景に出会うことができたのです。



DSC04053_300.jpg
湖東からの夕日。比良連峰をのぞむ。



そうそう、この展覧会場でひとりの若い記者さんに出会いました。
京都新聞の方だというので、思わず以前京都で開いた
「中川貴文展」を取材していただいたことなど話しました。


その方はやはり滋賀のご出身で、子どもの頃は自宅のまわりが
まさに作品のような風景だったことを思い出して
「なつかしいな~。ぼくの家の裏にもきれいな小川が流れていて
ほたるが飛んでいたんですよ」などと話してくださいました。


ほたる
中川貴文 ≪Dear World≫


そして、GON企画が葦の茂る琵琶湖周辺の風景のうつくしさのことを言うと
「でも、あの葦を刈っても使い道がなくて困っているらしいですよ」
と教えてくださいました。


うつくしい田圃の風景の陰にはお百姓さんたちの
たくさんの苦労があったのでしょう。

豊葦原の名を持つ日本に、葦の風景はのこっていてほしい。
でも、刈られた葦の使い道がなくては
葦を守っている人たちもむなしい気持ちになってしまうかもしれません。


心を動かされる風景の奥には、たくさんのものが隠れている。。。。。
そんなことを思いました。


yuuhi.jpg
中川貴文 ≪Dear World≫










  1. 2013/05/15(水) 00:07:45|
  2. Dear World展示室
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星とほたる

しめった夜風が吹いて

水の音

かえるの声

まだ短い稲のそよぎ


「ことしも生まれたね」

「よかったね」

お空で見守るお星さま


「お星さま、ほら見て!」

「ぼくたち、天の川だよ!」

木の下闇から漂いでて

ふわ~ ふわ~ と舞うほたる


お星さまとほたる

川面にうつって

いっしょです


ほたる
中川貴文≪Dear World≫ 2005 (19歳)


中川貴文が初めてほたるを見たのは

東京から敦賀に越してきた

4歳のとき。

ほたるがいると教えられた

山中のきれいな小川のへりで

夕暮れの薄明かりの頃から待っていて

最初の一匹がぴかっと光った瞬間を

今でも忘れられません。

たしかに、この絵のように

それはそれは大きな光だったのです。

ほたるぶくろの花に入れて

光らせてみたり

ほたるの思い出は特別なものがあります。


真っ暗な湿原の上を

無言の小さな光が

明滅しながら行き交うさまは

この世でたましいどうしが

出会う様子を思います。


昨日、滋賀の田んぼの川べりでほたるを見かけました。

なんだか、ほっとしました。

福島では、ほたるはどうしたかなあ。。。

きっとまた子どもたちが

目にすることができるように

祈ります。






  1. 2012/06/29(金) 16:49:18|
  2. Dear World展示室
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風船天使たち

3月11日に福井県の水晶浜から飛ばした

風船たちの行方についての報告です。


どうぞ下記からご覧ください。


http://www2.interbroad.or.jp/shimada/denuclear/baloon.html


栃木県、茨城県、群馬県、埼玉県、長野県から

9通のご報告があったようです。

写真やメッセージでのていねいなお返事に

風船たちが運んだおもいを感じました。


huusen.jpg


がんばったね!

風船天使たち!


tukusibouya.jpg
中川貴文  漫画メモより








  1. 2012/04/08(日) 16:50:06|
  2. Dear World展示室
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“あとからくる者のために” 中嶌哲演さんのメッセージ

4月になりました。

こちらの地方はきょうも寒いです。
さくらのつぼみも、まだまだ様子をうかがっている感じです。

大飯原発3.4号機の再稼働の慎重な判断を求めて
福井県小浜市明通寺のご住職、中嶌哲演さんが
昨日まで福井県庁で断食をされておられました。

哲演さんは、坂村真民の「あとからくる者のために」という詩を
たびたびメッセージに引用されています。


あとからくる者のために

苦労をするのだ

我慢をするのだ

田を耕し

種を用意しておくのだ

あとからくる者のために

しんみんよお前は

詩を書いておくのだ



。。。そして、詩はこう続きます。




あとからくる者のために

山を川を海を

きれいにしておくのだ

ああ後からくる者のために

みんなそれぞれの力を傾けるのだ

あとからあとから続いてくる

あの可愛い者たちのために

未来を受け継ぐ者たちのために

みなそれぞれ自分でできる何かをしてゆくのだ



kani.jpg
中川貴文 ≪Dear World≫ 2005


哲演さんは、中川貴文の「Dear World」のポストカードをご覧になりながら
この詩を教えてくださいました。

哲演さんは、断食をされるにあたってこのように述べておられます。

-----この40余年間、好むと好まざるとにかかわらず、若狭の原発群との共存・容認を
余儀なくされている間に、私自身に生じた歪んだ骨格を正し、贅肉を削ぎ、
濁った血液を浄化し、乱れがちの呼吸を整えるためでもあります。
「少欲知足」の精神をいささかなりとも体感したいのです。

そして何よりも、かの東北の大地震・大津波・福島原発震災で犠牲になり、
被災されたすべての人々、生きとし生けるものに想いを寄せつつ、
若狭に、また何処にも、大人災の「原発震災」を連発させないよう祈念し、
先に述べた要望と行動の広がりを訴えたいと願っています。

広島原爆120万発分の「死の灰」、48万人もの被爆労働者(新たなヒバクシャ)、
原発震災の最大の災害弱者たる福島の36万人もの子どもたちーをすでに生み出してしまった
国内54基の原発。

子どもたち、若者たちに心から詫び、許しをこいながら、切なる希望をも伝えたいのです。
このまま若狭の全原発を止め続けられたら、お金や形に代えられない
深い安心と安全をとりもどせるだろう、
美しい若狭の海と浜辺と豊な海の幸を再生できるだろう、
穏やかで奥深い若狭の歴史と文化を再発見しよう-------



若狭地方が「海のある奈良」と呼ばれているのをご存じでしょうか?
東大寺の「お水取り」は、小浜の神宮寺で行われる
「お水送り」の水が地中をとおって奈良に届くとされています。
哲演さんのお寺、明通寺も国宝の三重塔のある名刹です。
ほんとうに神聖な気に満ちていながらもあたたかみがあり
民俗学的にも貴重な祭りなどが多数のこされている地域です。


そのあと、いしだ壱成さんが哲演師を励ましに来られました。
壱成さんは哲演師に、深々とていねいなおじぎをされ
そのご様子から、壱成さんの心が伝わってくる気がしました。

「壱成さんと話したい方や渡したいものがあるかたはどうぞ」と
声をかけていただき、偶然にも「Dear World」のポストカードを
お渡しすることができました。

052.jpg

壱成さんは、昨年の3月11日の少し前に
「今だからみんなで考えたいこと」と題して
ご自分のこども時代の原発反対運動にまつわる体験を
つづっておられました。
その後の大震災と福島の原発事故後
そのブログが広く紹介され、GON企画も読んでいました。

「未成年」や「聖者の行進」というドラマは
あまりTVドラマを見ないGON企画にとっても
壱成さんのピュアな演技が忘れられない作品です。

おふたりにお会いでき、貴文の作品を伝えられ
おもいをあらたにできた貴重な日でした。




  1. 2012/04/01(日) 12:07:08|
  2. Dear World展示室
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