中川貴文web美術館GON

中川貴文の作品紹介や展覧会のお知らせをします!

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星の呼び声

少年   
      吉田一穂

虫の約束に林を渡る啄木鳥(きつつき)よ。
(鴨は谿の月明りに水浴(みあみ)してゐる)

参星(オリオン)が来た! この麗はしい夜天の祝祭(まつり)。
裏の流れは凍り、音も絶え、
遠く雪嵐が吼えてゐる・・・

落葉松林(からまつばやし)の罠に、何か獲物が陥ちたであらう。
弟よ、晨(あした)、雪の上に新しい獣の足跡を探しに行かう。




GON企画の好きな詩です。

「オリオンが来た!」というところ

これほど、冬の空に冴えて輝くオリオン座の出現を

言いあらわした言葉はないのではないかと思います。


このオリオン座の左上方がベテルギウス。

右下方がリゲルで

ベテルギウスが赤っぽい色で輝き

リゲルが白く輝いていることから

日本では古来、源氏と平家の旗色から

ベテルギウスを平家星、リゲルを源氏星と呼ぶのだそうです。


このベテルギウスは、直径が太陽の100倍もあって

赤色超新星といわれるそうですが

2012年に超新星爆発を起こして

地球にとって第2の太陽になると言われたりもしているそうです。

けれども、ベテルギウスは640光年彼方にあるので

おそらくもう爆発していて

本当のベテルギウスはもう存在していないかもしれないそうです。



400三等星


展覧会のときに

ポートレートとともに

いつも展示する貴文のことばです。



ゴドーさんでの展示の最終日

ライアーのコンサートのおわりに

井田泉先生が、あつまったみなさんに向けて

こう語ってくださいました。



「きょうは、プログラムが

『星の呼び声』という曲で始まりましたけれど

はるか彼方から

星がわたしたちに呼びかけている

その呼びかけが

わたしたちを励ましたり、動かしたりしてくれる。

きょうは、中川貴文くんの

生涯と、存在と、絵をとおして

中川くんの呼びかけをきいて

とてもだいじなときを過ごせました。

感謝です。」




小野純子さんの

「星の呼び声」という曲とともに

このお言葉をたいせつに心に刻んで

2012年を進んでいきたいと思います。



☆こちらのブログもどうぞごらんください!   


→  武生駅前のブックカフェ「ゴドー」さんでのこと


→  武生での絵と音の体験



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  1. 2012/01/11(水) 21:36:34|
  2. 2011  展覧会 武生
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尹東柱 詩の朗読とライアー

   序詩   
        尹東柱(ユン・ドンジュ)

死ぬ日まで天を仰ぎ

一点の恥なきことを

木の葉に起こる風にも

わたしは苦しんだ。

星をうたう心で

すべての死んでゆくものを愛さなければ

そしてわたしに与えられた道を

歩みゆかねば。


今宵も 星が 風にさらされる。


(井田 泉訳)


詩とライアー ゴドー



2011年12月29日

年の暮れも押し詰まった

冬の夕暮れ


福井県JR武生駅そばのちいさなお店

ブックカフェ ゴドーさんの

「中川貴文展 ー青春18景ー 」の会場には

貴文の作品「青春18景」に再会しに来ててくれた人

「Dear World」にはじめて出会う人など

さまざまな人々があつまっていました。


作品たちは輝き

見てくれる人たちと

無言でことばをかわしていましたが

それはとても楽しげなものに感じられました。


ふとライアーの響きが

ひとひらの風のように

会場に流れました。


尹東柱の詩「序詩」が

井田泉先生によって朗読され

「序詩」によせる曲

「梢のまわりをたわむれる風」を

作曲者の小野純子さんが

ライアーで奏でました。


演奏のあと、井田泉先生が

この詩は、今からちょうど70年前の

1941年11月に書かれ

70年後のこの武生で

このように朗読とライアーで読まれたことを

尹東柱も喜んでいることと思う

と話されました。


一瞬このブックカフェ ゴドーの店内が

70年の時空を超えて

尹東柱がこの詩を書いたときとつながった気がして

ふしぎな感慨がおこりました。


なにか、おごそかなおもいが満ちた

冬の夕刻でした。



  1. 2012/01/11(水) 21:35:43|
  2. 2011  展覧会 武生
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“Dear Worldのなかまたち”からの義援金をお届けしました!

2011年 12月24日~29日

福井県越前市のブックカフェ ゴドーで開催された

「中川貴文展 ー青春18景ー 」で販売しました

中川貴文ポストカードセット「Dear World」と「青春18景」

それに

小野卓也くんのマーブリング作品のポストカードを

ご購入いただきました金額は

28,400円となりました。

ご購入いただいたみなさま、ありがとうございます!



また「詩人尹東柱を記念する立教の会」のみなさまが

昨年、立教大学のホームカミングデーで

中川貴文ポストカードセットを販売してくださり

みなさまがご購入くださった代金は

15,000円となりました。

「詩人尹東柱を記念する立教の会」のみなさま

ご協力くださったみなさま、ありがとうございます。

そのときのようすは → こちら



両方を合わせて

43,400円を
“Dear Worldのなかまたち”からの
東日本大震災への義援金として
お送りさせていただきます。

送り先は、

いのちの森文化財団の

被災地の子どもたちの教育を支援する義援金」

です。


この義援金は

昨年4月の東京の展覧会を準備中に

中川貴文が「Dear World」にこめた思いにつながる

漫画原稿を見つけたあとすぐに

このたびの大きな災害が起こり

震災が発生した二日後に

ポストカードを作製することを決めて

ささやかな支援とともに

作品にこめたおもいを伝えたい

とはじめました。  そのときのブログは → こちら



あと2カ月で1年を迎えようとしていますが

1年目のその日が近づくことは

被災されたみなさまの心にとって

どれほど厳しいことかと思います。



どんなに時間がかかっても

よりよい未来が待っているように。


それはわたしたちで創っていかなくては

ならないのだと思います。


展覧会お礼はがき つくし少年95その3


“Dear Worldのねがい”が届きますように!



  1. 2012/01/11(水) 16:59:37|
  2. 2011  展覧会 武生
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小野純子さんのライアーとともに

「中川貴文展 ー青春18景ー」の最終日

会場のブックカフェ・ゴドーさんで

小野純子さんのライアーが奏でられました。

ゴドー ライアー

今回はDMでご案内することはできなかったのですが

たくさんのお客さまがいらしてくださり

冬木立に沈む夕日のように

荘厳な光を思わせる

ライアーの音色が

作品の展示された空間に

しみるように響きわたりました。



曲目は

小野純子さんの生徒のGON企画の

素朴なレーマンライアーに

小野先生がコンサートライアーの豊かな響きを

合わせて奏でてくださった


「星の呼び声」(小野純子 作曲)

「キリストがお生まれになった」(小野純子 作曲)

「雪渡り」

「冬」(四季より)


そして

尹東柱(ユン・ドンジュ)という

韓国の詩人の

「序詩」という詩から生まれた

小野先生の曲「梢のまわりをたわむれる風」の演奏と

井田泉先生の「序詩」の日本語と韓国語による朗読の

詩とライアーの共演。


続いて小野純子さんの

ソロ演奏。

J.S バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番ト長調」。


そして、ふたたび

小野先生とGON企画で

「何ときれいな夜明けの星」。


おしまいに小野先生のソロで

「サリー・ガーデン」を奏でてくださいました。


最初に「ちいさなささやかなコンサート」

なんてご紹介してしまいましたが

すばらしいプログラムになりました。


特に「序詩」の詩の朗読と

ライアーの共演は

一般にコラボレーションと言われているものとはちがうものが

息づいているように感じました。


そして、バッハの無伴奏チェロソナタは

ほんとうにすばらしかったです。

コンサートライアーの低音の深い響きに

ふと冬の海のうねりを思いましたが

ぐんぐんと水面下を上昇して

さいごに光に出会うような気持ちがします。


貴文の絵

尹東柱の詩

小野純子さんの曲

それぞれの作品にこめられた心

そして

その作品たちを

それぞれに愛する人たちの心


いくつもの深い心が

みえない風のように行き交い

呼吸しあう世界があったように思います。


ことばにできないこの感動が

前進していくための

大きな力になっています。





  1. 2011/12/31(土) 23:10:09|
  2. 2011  展覧会 武生
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中川貴文展 三日目です!

ブックカフェ ゴドーさんでの

「中川貴文展 ー青春18景ー 」三日目。

きょうは、JR北陸線に乗って武生駅まで。

400雪景色

車窓の景色はこんな感じです。


godo400.jpg

でも、カフェのなかはとってもあったか。

≪Dear World≫の展示風景。


このコーナー、いつもはこんなふうに本棚があります。

ブックカフェですからね!

book.jpg

今回は、展示のために本棚を少し少なくしてありますが。。。

ここ、とってもいごこちがいいんですよ。

しかも、本もさまざま。

しりあがり寿さんの漫画がそろっているかと思えば

レアそうな古本があったり。。。

いま机の上にのっているのは

中原中也の詩集。

奥付に赤い「中原」のはんこが押されていました。


左側にうつっているのは

おなじみの義援金のポストカードセット。

みなさん購入してくださってうれしいです。


そうそう、きょうはかわいい5歳のぼうやが来てくれました。

いつも義援金入れにつかっている缶を見つけて

「ぺこぺこあおむし!」

どんなお話かも教えてくれました。

350缶


来てくれてありがとう!

7.jpg



  1. 2011/12/26(月) 22:43:17|
  2. 2011  展覧会 武生
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